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紫砂泥とは | 土の種類とランク

紫砂泥とは
●産地について
紫砂泥(しさでい)は、世界中にただ一箇所、中国の江蘇省・宜興(ぎこう/YIXING・イーシン)という土地で採取される貴重な天然土です。採取された時に紫色をしていることから、このような名称がつけられたようです。焼くと茶色になります。

素材の産地が限定されているため、宜興茶壷(ぎこう ちゃふー)といえば世界中にコレクターがいるほど、貴重で有名な茶器を生み出しています。チンシャンの茶器は、宜興で全て手作り生産されており、「宜興製」の印が必ずどこかについています。

●特長
  ・成形のしやすさ
  ・気孔のある特別な土質
  ・耐熱性/保温性
  ・強度
  ・上品な質感
など、良質な宜興茶壷を作るために欠かせない(他の素材では決して出来ない)特長を備えています。

●五色土伝説
その昔、宜興のあたりを通りかかったある旅の和尚が、村人に「富を与えようではないか!」と言って地面を指し示しました。その場所を掘ってみると「五色土」が見つかり、村人はその美しい色の土に驚いて、やがて「茶壷」を作り始めたといいます。「五色土」で出来た「色とりどりの茶壺」は村に豊かさをもたらしました。

―この伝説の和尚が、本当にいたかどうかはわかりません。でも「五色土」は、宜興だけに今も実在する天然土です。

※ここで言う宜興の「五色土」とは「宜興で採れる、色とりどりの土」のことです。「五色土」は、広い意味では「宜興で採れる土のすべて」を指す場合もあります。


土の種類とランク
チンシャンの茶器に使われている素材を中心とした、主な土の種類とランクをご紹介します。

 紫砂泥(茶色系の土色)
貴重度名称コメント 
★★★★★天青清水泥の中でもさらに質の良い土の名称。現在は枯渇して採掘できない。 
★★★★清水泥
(底槽清)
紫砂泥の中でも特に不純物が少ない良い土の名称。(別名:底槽清)
※特に質の良い土と水だけで作る「純正茶壷シリーズ」に使用しています。
★★★本紫紫砂泥よりも少し質が良い土の名称。 
★★★紫砂泥茶壷に使う代表的な土。茶壷に使われる土の代名詞でもある。

 朱泥(紅色系の土色)
貴重度名称コメント 
★★★★★最も良い
朱砂泥
朱砂泥の中でも特に不純物が少ない良い土の名称。
※特に質の良い土と水だけで作る「純正茶壷シリーズ」に使用しています。
★★★★朱砂泥朱泥の砂が少し大きめの土の名称 
★★★★朱泥紅泥の中でも、特に良い土の名称 
★★★紅泥茶壷に使う代表的な土色の一つ。 

◎注意
これらは茶壷造りに適していると判断される、一定レベル以上の素材です。これら以下のランクもあり、レンガや鉢などに加工されます。中には、そのレンガなどに使われる素材を利用した粗悪な茶壷を機械で大量生産しているケースもあるようです。

「和尚光」といって、ヴィンテージでもないのに強い艶があるものは避けた方が無難です。「宜興製」というだけで粗悪品を掴まされることのないよう、お気をつけ下さい。