宜興茶器

■チンシャンの茶器スタンス
  チンシャンは、中国茶で使用する茶器のふるさと、「宜興(ぎこう)」に独自の創作室(スタジオ)を設けています。
  チンシャンの茶器は全て昔ながらの手作り製法で一つ一つ丁寧に作られています。
  ゆっくり味わいたい時には小さな茶器で丁寧に。手軽に味わいたい時には大きめの器で簡単に。
  両極端に見える作法も、ライフスタイルに合わせた愉しみ方、という点では同じです。
  どなたにも、どんな時にも、ぴったりの茶器が見つかる、Slow and Fast な品揃えをしています。

■お手入れ
  《注意》
  ・この素材は臭いを吸いやすい性質ですので、洗剤の使用には注意してください。
  《新しい茶器》
  ・土臭さが気になる場合、使う前に茶葉(古くてよい)と一緒に熱湯へいれ、10分ほど炊き込みます。
  その後茶葉で磨いて、泥などを取り除き、自然乾燥させます。
  《普段》
  ・普段は使い終わったら、洗剤を使わずに熱湯で洗浄し、自然乾燥させた後、乾いた布で磨いて下さい。
  ・万が一、洗剤がついたり、茶葉のアクが付いて気になったら、鍋に熱湯を入れ10分程度炊くと取れます。
  ・内側に白い釉薬が掛かった商品は、白い部分だけ洗剤でお手入れして頂いて構いません。

■紫砂泥について

宜興茶器シリーズ01
採れたままの紫砂泥。ゴツゴツとして、紫色をしている。不純物が含まれるので、部分によって色が異なっている。
宜興茶器シリーズ02
1年ほどすると、風化によって、少しずつ細かくなっていく。
宜興茶器シリーズ03
2〜3年ほど放置すると、ここまで細かくなる。(写真は他の紫砂泥とは異なる種類なので色が違う)
宜興茶器シリーズ04
純度が高く、貴重な(高価な)紫砂泥は、このようにシートをかけて工場の裏に保管されている。
宜興茶器シリーズ05
一見、紫砂泥のように見えるが、不純物。取り除く際に紫砂泥がくっついてしまうため、素人では判別しにくい。この素材は質が劣るので、レンガや植木鉢などに加工される。
宜興茶器シリーズ06
左の白っぽい塊は不純物が含まれている段泥。右の濃い色は、不純物を取り除いた純度の高い段泥。


■加工の工程
宜興茶器シリーズ07
土を加工する前に一度この容器でローリングさせて、塊を崩す。
宜興茶器シリーズ08
大雑把に崩れた土をタライに入れて、粉砕機へ入れる。
宜興茶器シリーズ09
粉砕機はまるで、臼のよう。上の筒に土を入れると、下にある丸い台が動いて土を砕く。
宜興茶器シリーズ10
粉砕機で細かくなった紫砂泥。小豆粉のよう。
宜興茶器シリーズ11
更に、スクリーンで振るいをかけて、一定の大きさ以下の細かい土だけを集める。
宜興茶器シリーズ12
水と土を混ぜる機械。水以外は一切加えない。ここで粘土状になる。
宜興茶器シリーズ13
水分を含んだ状態で少し寝かせる。この過程によって粘り気が出て、創作しやすくなる。
宜興茶器シリーズ14
運搬し易くするために土を圧縮する機械。圧縮することで空気を抜き、変質を防ぐ。
宜興茶器シリーズ15
圧縮する機械の、土を流し込む部分。
宜興茶器シリーズ16
圧縮する機械から押し出されてきた土。積み上げたり、持ち運んだりするのに丁度良い大きさ。
宜興茶器シリーズ17
あとはビニール袋に入れるだけの状態。しばらく積み上げて保管しておく。
宜興茶器シリーズ18
運搬を待機している状態。土工場のお仕事はここまで。