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養壷(ヤンフー)とは | チンシャン流 養壷 六か条

養壷とは
お茶をいれながら、上手に茶壷のお手入れをすること―それが養壷(ヤンフー)です。

これだけではピンッとこない方のために、もう少し詳しくお話しましょう。

チンシャンの陶器茶壷はすべて、厳選された天然素材(紫砂泥:しさでい)と水だけを使った手造りの素焼きです。これが、美味しい中国茶を楽しむための最重要項目。(※素材については「土 Material」をご覧下さい)

お茶をいれるたびに土の目が風味を覚え、やがて茶葉本来の味わいを存分に愉しめる自分だけの茶壷へと成長します。また、使用後の茶壷をお湯ですすぎ、茶渋を付けるように丁寧に磨くことで光沢をつけて愉しみます。

この【お茶をいれる〜磨いて手入れをする〜日々くりかえす】の積み重ねを養壷(ヤンフー)と呼び、古くから道具を慈しみ成長させる術として今も受け継がれています。
スタッフが約3年間、養壷した例 ▼


チンシャン流 養壷 六か条
一、一茶葉一茶壺を守ること
1つの茶葉に1つの茶壺を専用とすること。葉と湯を合わせ茶をいれる。繰り返し湯を注いで茶を味わう。
一、温かいうちに布で磨くこと
茶壺を手に包み、温もりが残るうちに布でみがく。布は毛羽立ちのない木綿てぬぐいが良い。
一、茶を愉しんだら熱湯ですすぐこと
使用後は熱湯だけですすぎ、絶対に洗剤は使わないこと。茶壺には茶の香りを残す。茶渋もまたよし。
一、風通し良く乾かすこと
蓋をはずしてよく乾かす。もしも茶以外の香りがついてしまったら、湯を沸かした鍋で数十分煮ること。
一、茶壺を眠らせず、日々、茶をいれること
たくさん茶を飲み、茶をいれるたび茶壺をみがくこと。茶壺に茶がしみ入り、徐々に自然な艶を生み出す。
一、折にふれ、手に取り磨くこと
茶をいれずとも、みがくのもまた良し。週に三度は手に取り、みがくことをお勧めする。
やがて艶も出で、味わいさらに深し
茶の香りを内に閉じ込め、深い艶を帯びた茶壺は、茶をいれるたびに、茶の味わいをますます深くする。